キム・カーダシアンやメイウェザーが暗号通貨詐欺の疑いで集団訴訟される

暗号通貨をSNS上で拡散したことで詐欺行為に加担する形に

Kim Kardashian(キム・カーダシアン)やボクシング元世界5階級制覇王者 Floyd Mayweather(フロイド・メイウェザー)、元NBAのスター選手 Paul Pierce(ポール・ピアース)が、2021年に登場したEthereumMax(EMAX)と呼ばれる暗号通貨を巡る詐欺に加担していた疑いで集団訴訟されたことが明らかになった。報道によると、昨年5月〜6月にかけてEMAXを購入した投資家たちが、集団訴訟の訴状を2022年1月7日(現地時間)に提出。彼らは詐欺の被害に遭ったと主張しており、訴状にはEMAXの開発者をはじめ、同暗号通貨を宣伝したKardashianやMayweather、Pierceの名前が記載されているという。

Mayweatherは昨年6月に行われた人気 YouTuber Logan Paul(ローガン・ポール)とのエキシビジョンマッチ “Bragging Rights(自慢する権利)”において、試合中にEMAXのURL入りのパンツを着用。さらに、この試合のチケットはこの暗号通貨での購入を受け付けていたようだ。また、PierceはこのエキシビジョンマッチをSNS上で大々的に宣伝しており、同通貨の拡散に加担することに。一方のKardashianは、昨年9月ごろに自身の『Instagram』で、EMAXの存在を知人づてに知ったと投稿し、WebサイトのURLを示して購入希望者を誘導した。彼女の投稿を見たフォロワーの約19%がこれを購入しており、これによってEMAXの価格は632%も上昇。しかしその後、Kardashian含む3人とこの暗号通貨の開発者は手持ちのEMAXをすべて売却すると、直後に価格が大幅に下落。EMAXはほぼ無価値と言っていい状態になってしまった。

EMAXの広報担当者は『Wall Street Journal』に寄せた声明において、この疑惑を否定している。

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